心つなげて

悲しみは今も続き引き籠っていますがネットを通じ社会と繋がっていたいと思います。

回顧(ホスピス)

ホスピス選びの苦労。
抗がん剤投与も終わり、なす術もなくなり医師からホスピス入所を薦められました。
希望して直ぐ入所できるのではないので今から申込みだけでもしておくようにと。


ホスピスは私達が誤解しているのかもしれないが私達の認識では
「癌患者=ホスピス=苦痛を取り除いて貰い静かに死を迎える場所」で
「三ヶ月と生きられない」なので「貴方は間もなく死ぬのですよ」と
宣告されたようで夫の心中を思うと辛かったのです。


夫はホスピス入所は「余命三ヶ月以内」と診断された人だというのは知っていました。
(他の病気で痛み緩和ケアの為に入所されてる方もいられるのは重々、承知しています)
今は知りませんが当時は癌でホスピスに入所するとはそういう意味でしたから夫には
絶望感が有ったと思います(此の部分は以前の記事と重複しているかも)


同じ肺癌の従妹のご主人はホスピスを選ぶ間もなく病院の紹介で急遽ホスピスに入所。
同県内だけど他市で遠かったから面会に通う従妹は大変だったでしょう。
しかしホスピスを薦められるという事は耐えられぬ激しい痛みが襲うということ。
従妹には悪いけどその時の体験が夫のホスピス選びに役立ちました。


夫は「俺はどうせ寝てるだけだから面会に通うおまえが便利な場所を選べ」と一言。
この言葉は辛かったです。
少しでも夫が「居心地よく過ごせて私が通い易いホスピス」をとネットで検索開始。


パソコン操作が出来て良かったとネットの有難味を痛感した時でもあります。
そして絞り込んだのが二ヶ所のホスピス。


最初の一ヵ所は面接し申し込んだものの私が違和感を感じると共に夫も担当になる医師に
不安を感じたようで申込みを取消ました。


二ヶ所目は面会に行く私には不便だったがカトリック系が関係したのか博愛精神が
感じられ夫も気に入ったが満室なのと余命三ヶ月以内で無いので空き室待ちで待機。
「私どもは治療に関する事は一切しませんが緩和ケアには必死で取り組みます」でした。
空き室待ちで待機していられる方は夫以外に数人いられるとの事でしたが夫は納得。


でも、空きが出るってことは何方かが逝くことと申し込み用紙に記入しながら複雑な
心境でした。


しかし、満室で入所出来なかったことは夫にはツキが有り運が良かったのでしょう。
空き室待機待ちの間に二十四時間、在宅緩和ケアをしてくれる医師が見つかり夫は
「在宅ケア」に変更できたからです。


周りは1人で二十四時間看護する私の身体を心配したけど私が是非にと望んだことだし
何より夫の「家で過ごせられる」とホッとしたような嬉しそうな表情をみてると
看病できるか如何かの心配より「何が何でも家で」の気持ちのほうが強かったから。


今は自分なりにやり遂げたと自負しています。

×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。